問診は質問の聞き漏れがないようにするために、質問用紙に記入にします。
画像は私が通っているクリニックの問診票です。
そして、問診票を確認しながら、話が進んでいきます。
問診票は以下のことがきかれます。
男性不妊の検査
●夫婦の名前、年齢、血液型。
●職業が不妊症の原因になっていることもあるので、夫婦の具体的な職業(高温環境、塗
装、農業、溶接など)。
●夫の身長、体重。
●結婚期間と実際に子どもを希望してからの期間(不妊期間)。
●妻の妊娠・分娩歴。
●再婚の場合には、以前の結婚期間中の子どもの有無。
次に、今までにかかったことのある病気などについてもきかれます。
●おたふくかぜ
●精巣の手術の有無(停留精巣〈睾丸〉、陰嚢水腫、精巣捻転症)
●精巣上体炎(副睾丸炎)
●鼠径ヘルニアの手術
●前立腺炎
●脳外科疾患(下垂体腫瘍)
●腹部の手術歴(直腸の手術など)
●糖尿病
●交通事故(脊髄損傷や陰茎変形症)
●血液透析
また、抗ガン剤による治療や放射線治療を受けたことがあるかについても聞かれます。
現在飲みつづけている薬があるかどうかと、その種類について聞かれます。
不妊症の原因とされているホルモンであるプロラクチンを上昇させる薬物(一部の胃薬や心療内科から処方されている薬)や、潰瘍性大腸炎の治療薬であるサラゾピリンを服用していると、精子のつくられる過程が影響を受けるみたいです。
さらに、1日あたりの喫煙本数、飲酒の有無についても聞かれます。
喫煙は精子をつくる造精機能に影響するといわれています。また、過度の飲酒(1日1
升以上)も影響を与えるといわれています。